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刺青の男 EDGE COMIX 初めて阿仁谷ユイジさんの本を読んだのはこれが最初でした。
Twitterで「阿仁谷ユイジの本がすごくいい!」とおすすめしていただいたのがきっかけでした。
本当は「ミクとネオ」が読みたかったんですがkindle版には無かったので「じゃあこれでいいか、」と購入したんですが、本当によかったです!!!
もう、悪いところが一切ない!!!



*ストーリー
久保田は幼馴染の潟木とひょんなことから再会し、恋に落ちた。
潟木は音信不通だった十数年の間に着実に人の道を踏み外していた。
彼の背中に広がる牡丹の刺青。
潟木の上司の武藤の背中にはラナンキュラスの刺青。
そして狂い鮫の刺青を持つ埜上。
刺青を持つ男たちと久保田の物語



ストーリーが説明しにくい!!
とにかく読んで理解してほしい作品です。
刺青の男シリーズ3話+書下ろしの「みんなの唄」
短編 「はるんこい」「ゆめのあんない」
でした。どれもすごく良かった!

まず、刺青の男シリーズについて。
話はすごく重かったです。こんなに重いBLはなかなかないですね。
胸を打つように痛いです。

読み始めはすごく軽いんですよ。
潟木君可愛い~って楽しく読み始めたのに気づいたら泣いてました。
読みながら、ストーリーの展開にドキドキしました。本を眺めることしかできない自分の無力感。読み手だから当然なのに、「私も何かできたら。」そんな風に思いました。

刺青の男シリーズ全三話を読んだ後「みんなの唄」を読むと涙が止まりません。
思い出すだけでつらいです。
じゃあ、つらいだけかっていうとそういうわけではないんです。最後の久保田のセリフがじーんとします。

つぎに「はるのこい」「ゆめのあんない」。
この二つもオムニバスでした。
刺青の男に載ってる短編がこれでよかった!って思えるような作品でした。
甘い甘いかわいいのに少し痛い感じで、それでも読んだ後に笑顔になれます。
刺青の男で大泣きしたあとのこれ!って感じです(笑)

この本、本当によかった!以外の言葉が出ないです。
万人受けはしないと思いますし、読んだ後の謎の感情がしんどかったりします。
でも私は読んだ後の1週間、すごく満足した気持ちで居られました。ただの一冊の漫画にしたら与えてくれたものが多かった気がします。
2014/11/19(水) 21:22 BLコミック PERMALINK
ゲシュタルト バーズコミックス リンクスコレクション 大槻ミゥさんの本が読みたい!!
そんな衝動に駆られて購入しました。
大槻ミゥさんの作品、そこまでたくさん知らないんですが結構好きです。


*ストーリー
大学生の聡嗣(あきつぐ)は親友の慧(けい)のこのことが好き。しかし、慧には長年片思いしている麻耶という女の子がいた。慧は何度も麻耶に告白し、そのたびに振られている。
そんなある日、聡嗣の部屋慧そっくりな「慧」が現れる。初めは戸惑ったが、慧と同じ姿で聡嗣にすごくなついていた。そんな「慧」との生活が始まり・・・・。



表題作「ゲシュタルト」4話他、短編でした。
君に一番近い場所
星屑の街+おまけ
シースルー

最初にゲシュタルトについて。
ものすごく良かった!!
こういう「好きな人にそっくりの人が自分の前だけに現れる」という話は以前全く別のところで読んだので「同じパターンかな。」なんて思ったですが、描く方々で全然違いますね!

慧と慧。どちらも慧なのに全然違うんですよ。
「聡嗣のことを慕い、聡嗣にだけなついている慧」と「麻耶が好きで聡嗣の親友の慧」。
この二人の慧に対する聡嗣の反応がすごく自然で、よかったです。
セリフより聡嗣の中での感情の表現が多かったので、彼の変化も楽しめてよかったです。
それに、なぜ慧が好きかしっかりしてて、そういうところにもきゅんと来ました(笑)

あと、慧が好きな相手が女性なのがよかった!
「みんながみんなホモ!」みたいなのがあまり好きじゃないので・・・・

私はこの話好きだったんですが、好みが分かれるかなぁ、と思いました。
でも少したるいなぁとも思いました。

そのほかの短編で「君に一番近い場所」がものすごく良かった!
これが短編じゃなくて長編ならいいのに!って思いました。
「星屑の街」も恋をしてるって感じが伝わってきてよかったです。
「シースルー」は少女漫画みたいで可愛いんですけど、私はあんまり好きじゃなかったです。

全体的に好みが分かれそうな作品が多かったです。
好きなんですけど「すごくよかった!」という感じではなかったので今回は星3つで!
でも、好きな人は絶対に楽しめる作品かと思います。

2014/11/19(水) 19:30 BLコミック PERMALINK
新宿ラッキーホール onBLUE comics この作品で初めて雲田はるこさんを知りました。
「このBLがやばい」で「野ばら」から注目を集めていたものの全然読めてなかったんですよね・・・・。
とりあえず何の期待もなしに購入してみたんですが、これがほんとにすばらしかった!
さすがon BLUEコミックス!!


*ストーリー
かつてのポルノスターK、桧山苦味(くみ)は現在ゲイビデオ制作会社「ラッキーホール」の社長である。
副社長佐久間との過去、編集斉木が抱く苦味への想い、苦味の過去・・・。
苦味がポルノスターになる前から、現在に至るまでの十数年間の物語。


表紙、すっごく刺激的ですよね、おしり半分見えちゃってるよ・・・(笑)
全5話+書下ろし+あとがき
でオムニバス形式でした。
一話ごとのタイトルが読んだ後にジーンとしますね。
特に「陽当たりの悪い部屋」は前後編で、丁寧に苦味と佐久間の過去が描かれています。


ゲイビデオ制作会社って聞いたときは「うわ・・・えっちしまくるだけのやつじゃん・・・」とかおもっていたんです。それならジュネット読めばいいのでは、とか。
でも、全然そんなことはないんですよね。エッチシーンも存分に楽しめるのにストーリーも深い。
深いって言葉で意味が分からないのを濁してあるわけではありません。読みやすくてわかりやすいです。なのに深い!

この作品を食べ物に例えるんならかぼちゃスープ見たいです。かぼちゃしかないのに、濃厚な味わい、そしてすこしどろっとしている。

読み終わった後にいろいろ考えても楽しい作品でした。
「この人とこの人ってどういう関係なんだろう・・・。」っていうのを読み手側に考える余地を与えてくれてる気がします。
だから読み直しても面白いんですよね。1回目に読んだときはこう思ったけど、2回目に読むと違うような気がして・・・。いや、これは個人個人なんで私だけかもしれませんが^^;

ただ一か所、「なんでこの人はこうなってるんのか」という点で物語を理解できないところがありまして・・・。恋愛とは関係ない部分なんですが・・・。
それがちょっぴり残念なので星4つで。
でも、内容的には大満足!
これを皮切りに雲田はるこさんの作品をもっと読んでいきたい!
2014/11/12(水) 04:20 BLコミック PERMALINK
喜劇は恋で進化する 大好きな阿仁谷ユイジさんの作品なので購入しました。
これが阿仁谷ユイジさん初のコミックスです。
HなところはしっかりH、でもストーリーも読んでて楽しい、そんな作品でした。


*ストーリー
いろんな女性の下でヒモとして生きていた波根はじめはついに行き場をなくしてしまった。
女に追い出されてから目が覚めたらそこはベッドの上。ベッドに散らばる下着、ティッシュペーパー、下着。
そして全く知らない双子の男についてこいと言われ・・・




本当によかったです!
読んでほしいから何にも言いたくない!って思っちゃいます。でもレビューなのでしっかり描きますね(笑)

全4話+番外編で最初に登場人物紹介がちょろっとあります。
登場人物紹介があるので、これを読まないと話が分からないのか、と思ったんですが、全然そんなことはありませんでした。(というか、登場人物紹介で得られる情報は顔と名前くらいのもんでした)


物語はテンポよく進んでいきます。でも、薄いとか早すぎるとかそういうことはありませんでした。
表紙から見受けられるシリアスさがありますが、割とコミカルで読んでて笑えるシーンなんかも多くあります。だからシリアスを期待して読んだ方はちょっとがっかりかも・・・・。

メインCPは結構なおバカちゃんカップルで見ててもかわいいですよ。
攻めがかっこよすぎるってこともなく、受けがかわいすぎるってこともなく絶妙です。
Hシーンの時なんかそれがよくわかります。
というか本当にHシーンがHなんですよね。とくに激しく性器を描写されてるからえろいって思うんじゃなくて、顔が本当にえろい!!
見てるこっちがゾクゾクしちゃいました(笑)

番外編の「ラスカルの進化論」もすごく良かったです。
これはメインCPの話ではなく過去の話です。
キャラクターの成長を感じられて、話を読み終わった後にじんわりスープのようにしみわたりました。

余談ですが、「完璧な飼育」というコミックスに「ライラライラ」というお話があります。
このライラライラではBL作家が登場します。そこで漫画として書かれているのが「喜劇は恋で進化する」のメインカップルの二人です。
これを読んだ後に「完璧な飼育」も読めばさらに楽しめるかと思います。


2014/11/10(月) 03:20 BLコミック PERMALINK
宇田川町で待っててよ。 onBLUE comics 友人から勧められて読みました。
そういえば2014年の「このBLがやばい」のランキングでも上位でしたがなんとなく読んでいませんでした。
秀良子さんの作品を読むのはこれが初めてでしたが、私は結構好きでした。


*ストーリー

地元から一時間以上離れた繁華街で百瀬は女装姿のクラスメイト・八代を偶然見つける。
八代は何をするでもなく女の服を着てそこにつっ立っていた。
なんのために、なぜ、百瀬は八代がどうして女装なんてしているのかを考えるうちに女装姿の八代のことが気になってしまう。


簡単にまとめれば「女装」の話です。
表紙は女装姿の八代ですね。
暗くてよくわからない男の子 × クラスの派手な男の子
って感じでしょうか。

全5話+書下ろしで満足できる作品でした。

百瀬に対する八代の反応を見ていると最初は笑えるのにだんだん感情移入していってしまいます。八代の反応がすごく自然に感じますね。
百瀬がまっすぐだから、八代もだんだん気持ちに気づいていくんだと思いました。
八代の女装姿と普段の容姿にも程よいギャップがあり、どちらも素敵です。最後に百瀬の女装カットが入っていて見ててあきません。
「女装」というのがメインテーマですが女々しかったりすることはありません。

背景の細かいところも1話からしっかりみるとすごく面白いですね。作りこんである!

八代と百瀬以外のキャラクター(女の子なのですが)すごく良かったです。BLの女の子って結構「こんなのいねぇよ」っていうのが居たりするんですがナチュラルに居そうと思えましたし、やり取りもクスっと笑えてよかったです。

「女装の八代が好きなのか、八代が好きなのか」
最後まで読めば気持よく終われます。


恋に落ちるのは一瞬です。そのめまぐるしく移り変わる一瞬のうちのお話です。一瞬は一瞬ですけど、細かいところに目をやれば恋に落ちてからの時間も描写されています。
個人的に少し気に入らない部分があったので星は4つですが、笑いながらも楽しめる作品でした。
秀良子さんのほかの作品も読んでみたいと思います。

2014/11/07(金) 21:32 BLコミック PERMALINK
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