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新宿ラッキーホール onBLUE comics この作品で初めて雲田はるこさんを知りました。
「このBLがやばい」で「野ばら」から注目を集めていたものの全然読めてなかったんですよね・・・・。
とりあえず何の期待もなしに購入してみたんですが、これがほんとにすばらしかった!
さすがon BLUEコミックス!!


*ストーリー
かつてのポルノスターK、桧山苦味(くみ)は現在ゲイビデオ制作会社「ラッキーホール」の社長である。
副社長佐久間との過去、編集斉木が抱く苦味への想い、苦味の過去・・・。
苦味がポルノスターになる前から、現在に至るまでの十数年間の物語。


表紙、すっごく刺激的ですよね、おしり半分見えちゃってるよ・・・(笑)
全5話+書下ろし+あとがき
でオムニバス形式でした。
一話ごとのタイトルが読んだ後にジーンとしますね。
特に「陽当たりの悪い部屋」は前後編で、丁寧に苦味と佐久間の過去が描かれています。


ゲイビデオ制作会社って聞いたときは「うわ・・・えっちしまくるだけのやつじゃん・・・」とかおもっていたんです。それならジュネット読めばいいのでは、とか。
でも、全然そんなことはないんですよね。エッチシーンも存分に楽しめるのにストーリーも深い。
深いって言葉で意味が分からないのを濁してあるわけではありません。読みやすくてわかりやすいです。なのに深い!

この作品を食べ物に例えるんならかぼちゃスープ見たいです。かぼちゃしかないのに、濃厚な味わい、そしてすこしどろっとしている。

読み終わった後にいろいろ考えても楽しい作品でした。
「この人とこの人ってどういう関係なんだろう・・・。」っていうのを読み手側に考える余地を与えてくれてる気がします。
だから読み直しても面白いんですよね。1回目に読んだときはこう思ったけど、2回目に読むと違うような気がして・・・。いや、これは個人個人なんで私だけかもしれませんが^^;

ただ一か所、「なんでこの人はこうなってるんのか」という点で物語を理解できないところがありまして・・・。恋愛とは関係ない部分なんですが・・・。
それがちょっぴり残念なので星4つで。
でも、内容的には大満足!
これを皮切りに雲田はるこさんの作品をもっと読んでいきたい!
2014/11/12(水) 04:20 BLコミック PERMALINK
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